かねさだの自転車日記

神奈川のにわかローディの雑記です 主に南に向かって走ってます (北は山だし・・・)

割と今更な感じではありますが、BRM804宗谷600を完走してきました。


最近ブログ更新もめっきりご無沙汰なわけですが、
今回はいろいろと初めてのことがあったので忘備録がてら重い腰を上げることにしました。

以前から北海道のブルベは参加してみたいと思っていまして、ビックイベントであるクローバー1200に参加するつもりだったんですが、折り悪く実家の法事と重なってしまって泣く泣く断念。
そのかわりといってはアレなんですが、これも以前から出たいと思っていたAJ北海道主催 宗谷600に参加しました!(PIPIさんからウニうまいよ~と洗脳された結果です!)

さてさて、宗谷600といえばもちろん北海道の宗谷岬でして当然スタート地点も北海道で
滝川町からのスタートになります。
さすがにそこまで陸路で行くのは厳しい(CH1200やAH2400で陸路で移動してた剛の者もいたようですが・・・)ので、今回初めて飛行機輪行することにしました。
というか、飛行機自体もいままで2回しか乗ったことがありません。

当然、北海道のどこにどう行けばいいのかもわかっていないので、単純に滝川に一番近い旭川空港のチケットをAirDoで予約しました。
ただ、ここの空港はあんまり大きくないので空港の待ち時間でグルメするなら新千歳のほうがいいみたいです。
自分的には美瑛やら旭川-滝川間での自走観光ができて最高だったんですが、次回は行きか帰りを千歳にしてグルメにしようかな?

飛行機輪行ももちろん初めてなのですが、いろんな方のブログを読み漁った限りではペラ輪行(いわゆるふつーの輪行袋)で問題無いとのこと。
ただ縦型輪行袋は固定金具がずれてディレイラーが曲がったりするかなと不安だったので、横型輪行袋に入れることにしました。
横型輪行袋の候補といえばTIOGA、モンベルあたりなんでしょうけれど飛行機輪行だと縦横幅併せて206cmに収めないと行けない という規定がありますので、サンワサプライの横・縦兼用輪行袋を購入しました(@barubaruさんがオススメしていたというのもあります)

あとはRDを外すためのアーレンキを追加で携帯すればほとんど準備オッケーな状態です。
そして今回は前泊、後泊で北海道観光を予定してたので、着替えやら携帯シューズやらなんやら詰め込むのですが、いつものアピュデュラドライバッグコンパクト(9L)に収まりきれなかったので、だいぶ前に購入してあったミドル(14L)の方を持っていくことにしました。


うむ。めっちゃ存在感ありますね。存在感だけじゃなく実際の重量も大したもので正直、こんな装備で600は走りたくはありませんねw

さて、もろもろの準備がどーにか整い、改めて飛行機の時間を確認するとAM6:45の出発です。
それでもって、飛行機に乗るためには
1.手荷物カウンターで荷物を預ける
2.保安検査場で持ち込み荷物のチェック
が必要なわけで、荷物預けが30分前、保安検査場チェックは15分前までに行う必要があります。

ただ、自転車を預けるとなるといろいろ煩雑な手続きがあって時間がかかることも予想されるので
1時間半くらいまでにはついて置きたいところですよね。
それじゃ5:30に羽田国内線ターミナルに着くには~と検索すると・・・
04:40 武蔵小杉発~横浜乗り換え~神奈川新町乗り換え~京急蒲田乗り換え
と重たい荷物を背負って3回も乗り換えをしなくてはならないとでました。

いやぁ朝一で行って観光したかったのでとりあえず朝一の便を選んだんですが、失敗しましたねー。
って、そーいや武蔵小杉から蒲田までってせいぜい5,6kmくらいしかないよなーってことでそこまで自走で行くことに決めました。
(羽田までも10kmないんですが、あそこは初見で行くのはちと厳しいでしょう)

ってことで、なんとか予定を立てて床に着きました。

8/3(金)・・・晴れ
3:30くらいに起きて最終的な準備を完了して
4:30くらいに出発!
途中コンビニによったりして
5:00手前くらいに京急蒲田駅に到着。
そこからチェーンをはずしーのRDをはずしーの輪行状態にしてーので、
実際には1本遅れての05:34に乗り込みました。

事前に輪行状態にする練習はしてたんですが部屋でやるのと外でやるのとではまた勝手が違いましたね。
ともあれ急いで手荷物カウンターに向かって自転車を預けるのですが、
担当の方がどーにも配属されたばっかりの方らしく従価料金保険を掛けるのに非常に手間取って時間がかかってしまいました。


ここで余裕が一気に吹き飛んで保安検査場に向かうのも出発30分前とギリギリの状態になってしまい、ちょいと焦っちゃいました
まぁ持ち込み荷物は事前にいろいろ情報を仕入れていたので再検査されることもなくスムーズに終わったおかげで無事、登場時間に間に合いました。
でもちょっとくらいラウンジを見て回りたかったな~


飛行機自体3回目なのでワクワク気分です。

そして乗り込んでみると・・・あれ?誰もいない?
早朝便ってこんなガラガラなのかなー?
とか思ってたらどーやら私の勘違いで障害者向けの先行搭乗で乗っちゃったようで、あとから皆さん乗り込んで満員状態になりました(焦ってたんで許してください!



さて、当初は08:20に旭川空港到着予定でしたが折り返し便の到着が遅れているとのことで
出発が20分ほど伸びてしまい、08:40の到着となりました。

空港に降り立った途端に感じたのはめっちゃ涼しい! でした。
東京は朝5時の時点で30℃近くて湿度も高く汗がだらだらと吹き出てきてたのとは地獄と天国の差!
いやぁこれは最高のサイクリング日和な予感にワクワクが止まりません。

手荷物受け取りの場所にいって預けてあったシートバッグを受け取ったんですが、肝心の自転車はどこかなー?と探してたら出口付近のカウンター?みたいなところまで運んでくださっていました。

見るといろいろシールが貼られてます。縦に置いてねとか、割れ物ですよってことですね。
輪行解除してみていろいろ確認しましたけど特に問題はなし。
ペラ輪行でもまったく問題ないことを体験できました。

そいや旭川空港ってコンビニ的なところがないんですね。
補給食を買いにうろうろしたんですが、お土産ものばっかりで流石にお高い土産物を補給食にするのもアレだったんで諦めたんですがちょいと時間が取られちゃいました。

ってことで、もろもろの準備が終わったのが9時ちょうどくらい。
さーってここから観光ライドの始まり!


初日の予定ルートは以下の通り

美瑛をあちこち回って最後は美瑛~旭川~滝川で輪行する感じです。
計画当初は富良野まで足を伸ばすことも検討したんですが、JR根室本線が2年前の台風の影響で運行中止状態だったので美瑛周辺をうろうろすることにしました。
流石に翌日に600km走るので距離は抑えめですが、青い池に行くためにそこそこ登る感じになってます。

さっそく走りだした直後ですが、一つ一つの直線が長い!
もう北海道のスケールのデカさを感じちゃいますね。




20分ほど走ると見えてきました「セブンスターの木」です。昔、セブンスターのCMで出てきた・・・いやセブンスターの箱に載ってたんだっけっかな? まぁよくわかりませんが観光客もいっぱいいました。


そしてこちらが「マイルドセブンの丘」同じくCMだったか(以下略
謂れはどうあれこういうどどーんって感じの丘陵は大好きです(そこに到達するまでのアップダウンはさておき

さて、そーいや補給食も無いんでお腹が減ってきたなーということで事前に目星を付けておいたパン屋さん「パンカフェ・あるうのぱいん」に向かいますと・・・

おう・・・本日定休日でありましたorz
割と綿密に予定を立てるにも関わらず、事前調査が足りないためにへっぽこな結果になるいつものパターンです。
ともあれやってないのはしょうがない、でももうお腹はパン以外受け付けないぞ状態なので、周辺のパン屋さんを検索すると、評価が高そうなパン屋さんがいっぱい出てくるじゃありませんか。
とりあえず最寄りの「パン工房小麦畑」さんへ。




ここで美瑛産小豆のアンパンと、くるみパンをゲット!
いやぁこれがうまい! 濃厚なあんことしっかりとした小麦の味がする非常に美味しいパンでありました。


小腹を満たしたところで走り続けてるとまたまた観光客が群がっている木がぽつんと。
「ケンとメリーの木」らしいです。
これはCMの撮影に使われたんだったかな? なんかよくわからないまま写真を取っておきましたw


お次は「ゼルブの丘」。
パノラマ写真でも極一部分しか切り取れていないんですが、は視界いっぱいにお花畑が広がる絶景のスポットでした。
そして・・・


北海道といえばモロコシですよね~
ピュアホワイトっていう品種の朝のもぎたてをいただきました。
これがまたすっごく甘いんですよ。一気に貪り尽くしてしましました。


さて、お腹も満たされたところで今度は青い池に向かってのダラダラ登っていきます。
14kmの250mUPなので1%ちょいくらいの登りですね。
ちょいと向かい風だったこともあってあんまりペースが上がらなかったんですが、本州とは打って変わっての快適な気候なので鼻歌混じりのゴキゲンライドです。


まったり走ったら青い池の駐車上に到着。ちょいと歩いた先に見えてきました「青い池」!
いやぁほんと真っ青でしたね。雲を反射してなんとも幻想的な池でした。
もっとも、周りには観光客もいっぱいで雰囲気に浸るという感じでもないのですがw

またまた小腹が空いてきたなーということで折返しの道の駅に寄ってタンパク質と炭水化物をいただきます!(美瑛ソーセージと美瑛コロッケとまんまの名前でした)


ホントは、美瑛のB級グルメ?の美瑛カレーうどんなるものを食べたかったんですが、
ここの道の駅ではやっていなかったのでちょっと残念でした。

さて、今夜は夕方から前夜祭が控えているので16時くらいにはチェックインしておきたいところです。
逆算すると滝川15:32着で美瑛は13:50発。輪行状態にするために13:30くらいには美瑛駅についておきたいところ。
明日の疲れを残さないためにまったり走ってたのでだんだん時間に余裕がなくなってきたんですが、このまま往復コースで美瑛駅に戻るのも面白くないので、フェイさんにオススメしてもらった「四季彩の丘」に寄り道してから向かうことにしました。



それがこちら。
残念ながら中に入ってゆっくり見て回る時間がなかったんですが、遠目にも綺麗な花畑で今度はゆっくり観光せねば! と思わせるロケーションです。



このあたりは丘陵で細かいアップダウンが多いんですが、その分非常に素晴らしい景色の連続で登りが苦になりません。

ってことで美瑛の駅について観光ライド(初日)は終了


美瑛駅もモダンでいいですね。

ここからは旭川まで鈍行で旭川-滝川間は特急カムイで輪行です。
旭川の乗り換えがわずか5分だったんで旭川はなーんにも見ることができなかったのがちょっと残念。



予定通り、滝川には15:32に到着。
そこから輪行解除してホテルにチェックイン・・・の前に喉が渇いたので最寄りのセブンイレブンへ~と寄ったら先に滝川に入っていたばっきーさんにばったり遭遇。
自転車を組み上げたんで調子を見るついでにスタート地点を確認しにいく途中とのことです。



こちらがばっきーさんのはちみつ号。
油圧ディスクブレーキのSRAM eTapで非常に乗ってて楽しいとのこと。
確かにディスクブレーキ興味あるんですよね。ただ、キャリパーとシステムが違いすぎてちょっと二の足を踏む状態というか・・・(ばっきーさんはその辺、きっぱり割り切ってディスクブレーキに切り替えたようです)

さて、滝川のホテルですが、いろんな人のブログを見た結果、滝川駅地点最寄りのホテルスエヒロを予約しておきました。
ここは前夜祭会場にも近いし、ブルベのイベントがあることをわかったようで、非常に気配りが行き届いていて快適に過ごすことができました。
ばっきーさんはお隣のホテル三浦華園を予約してたようでかなりの参加者がこの2つのホテルを取っていたようです。
ちなみに同クラブのK井さんもスエヒロでした。

とりあえずホテルにチェックインしてシャワーを浴びてさっぱりしたところで明日の本番に向けての準備も完了。


こんな感じでスッキリ軽量化完了!
えらい荷物が少ないと思う方もいるんでしょうけど、今回は稚内にホテルを予約しているので着替え等は全てドロップバッグで送付済み。なので雨が振らないなら荷物はこんなもんです。
ちなみにサドルバッグの中身はPEKOさんの緊急用輪行袋と粉飴80g×4です。

その他のバッテリーやらウィンドブレーカーやらはモンベルのフロントバッグに詰め込んでます。
サイコンはEDGE820JとeTrex30の2台体制でキューシートは印刷してラミネート加工済み。
トップチューブにはドッペルギャンガーのバナナホルダーにAnkerのBTスピーカ(詳しくは、ばっきーさんのブログ参照)
あとはサプリやら若干の補給食でここまではいつも通り。

いつもの装備から追加したのは以下の防寒用具
・エマージェンシーシート
・タイツ
エマージェンシーシートは割と持ってる人は多いと思うのですが、タイツ持ってる人はそんなにいないかもですね。
でもコレが軽くて持ち運ぶときのスペースも取らず、暖かいと三拍子揃った非常に有用な防寒具なんですよ。
捨てるときも破いて脱げばいいので楽ちんです。
まぁ格好を気にする方にはオススメできませんがw

一通り準備を終えて、シャワーを浴びてスッキリしたところで前夜祭の会場の松尾ジンギスカンへ



かんぱーいの音頭からタレに漬け込んだジンギスカン(タレジンというらしい)をいただきまーす!
これまで何回か通販で取り寄せた松尾ジンギスカンを食べていますが、やはり現地で食べるジンギスカンは美味しいですね!
あ、ちなみにこんなに綺麗に盛り付けられているのは私ではなくってばっきーさんの手腕によるものですw
いやぁ明日から600km走るのにお酒もお肉も進む進む!
普段、600前日はお酒なんて飲まないんですが、このときは羽目を外しちゃうほどジンギスカンがウマウマでした。

そういえばAJ北海道スタッフの方のコース紹介では稚内までずーっと向かい風です! と不吉な宣言が・・・(そしてばっちり的中しました)
楽しい時間もあっという間に過ぎて21時頃に解散。
酔った体に北海道の涼しい夜風を心地よく感じつつホテルに帰還して寝たのは多分22時頃。

さて、いよいよ初めての北海道ブルベ! ココカピウのウニ丼がまってます!

つづく

前回のエントリーからかなり期間が空いてしまいましてスミマセン。

今回はブルベにおけるミスコースを防ぐTipsを紹介しようと思います。
(ツイッターでまとめようかなとつぶやいたら意外と反響が大きくて大急ぎでまとめました)

使用するのはeTrexの近接アラート機能です。
なんだそんなの知ってるけどあれ設定するのめんどくせーんだよ
と思ってる方もいるかと思います。
私もカシミールでGPXデータを読み込んでwaypoint設定してだの
eTrexで近接アラートを設定して・・・とやったことはありますがめんどくさすぎて1回でやめました。

そんな面倒くさがりなあなたに可能な限り手順を自動化した方法を紹介します。

ただ残念ながらRideWithGPSはBasic以上の有料サブスクリプションサービスへの登録が必要です。
コースデータにwaypointを含めて出力するオプションが有料サービスだからです。

ちなみに、EDGEシリーズを使ってる方はTCXデータでダウンロードすれば同じことができるようです。詳しくは調べてください。

手順をざっくり説明すると、

1.RideWithGPSでルートを作成する(もしくは主催が用意してくれたコースデータを使わせていただく)
2.自動生成されたキューシートから直線やT字路など余分なキューを削除する
3.ExportでGXP Routeデータを出力する
4.WP近接アラートを設定する

です。

では一つづつ。

手順.1 RideWithGPSでルートを作成する
特に考えるとはなくキューシート通りにルートを作成してください。
下記のサンプルはBRM602首都圏一周600の最初の通過チェックまでのルートです。


手順.2
手順.1で作成したルートのキューシートですが、RideWithGPSは何故か直進するルートでも自動生成しちゃうようです(国道→県道の切り替わりや街道の切り替わりで作る?)
素材1
他にも丁字路なんてのは別に教えてくれなくてもわかりますし、
連続した曲がりも知らせなくってもいいですよね。
そういう無駄なものを削除しちゃいます。
それすら面倒な方は別にそのままでも問題ありません(走行中にちょっとうざい思いをするだけです)

ざっくり削除したのがこちら


だいぶスッキリしました。

手順.3
すっきりしたルートをGPXデータとして出力します。
ここで、
「Include cues as waypoints? Warning: can clutter your GPS with extra points.」というチェックを有効にしてください。
手順3

「Include POI as waypoints?」にチェックを入れておけばPOIの情報もWPとして保存されます。
※「Reduce to 500 points」にはチェックはいれないでください

手順.4
さてここからが工夫のしどころでして、
WayPointの近接を一つづつeTrex上で設定するとかやってられねー!
ということで一気に設定しちゃうツールを用意しました。

ツールは以下からダウンロードしてください。
gxpWPAlertSet.zip

使い方は"gxpWPAlertSetの使い方.txt"を参照してください。

PowerShellというWindows標準のスクリプトシェルを利用してますのでWindows環境であれば特に環境を整備することなく使用可能なはずです。
Windows7で動作を確認していますが、10などでも問題ないはずです。
単純に特定タグを置き換えてるだけのスクリプトなので、他の環境で動作させたい方は中のコードを見てperl等お好きなスクリプトで作成してください。
※ITエンジニアらしからぬ汚いコードやxml構文?なにそれ?なとこには目をつぶってください・・・

あとは変換したGPXファイルをeTrexにいつもどおり転送すれば使用可能です。
ちなみに、個人的には0.2mile(320m)ほどで鳴らすのがいい感じでした。

最後にeTrexを始めとしたGPS機器は素晴らしいツールで自分も大いに助けられていますが、キューシートも非常に重要です。
ルートだけでなくコースの重要なポイント、注意事項など安全に走るための様々な情報が込められています。
ブリーフィングでは当然キューシートを持っていること前提で最新の情報を伝えますので、ぜひキューシートもちゃんと手元に置いて走った方が安心安全なブルベになるかと思います。

そして重要なのが近接アラートが鳴っても即座に画面を見に行くのではなく、ちゃんと安全な状況であることを確認してからにしてください。
気を取られて事故ってしまったら目も当てられませんので本当に十分お気をつけください。
本Tipsを利用することによって生じるいかなる問題についても、当方はその責を負いません(免責のお約束)。

では皆さんよいブルベライフを!



さて、伊勢1000走行記のつづきです。

前回、4時に目覚ましセットとかいって大嘘ぶっこきましたね。
ツイートみたら3時半出発なんで、3時に起きたんでした。
それでも4時間の睡眠時間は大きく、この日は一日眠気全くなしでした。

さて、米原のホテルをでるとすぐになんか強烈な登りを通って関ヶ原?の横を通ったらしいです。
正直、真っ暗でなーんもわかりませんでした(笑)

15km/h換算で借金なし状態なんで、特に急ぐわけでもなくてきとーに走っていたら、いつのまにか600kmオーバー。いよいよ自分にとって未知の領域に入っていきます。

通過チェック6のコンビニには・・・4:30頃に到着。
予定より1時間半も余裕があるんで、まったり休憩。

そんな感じでだらだら~っと走っていたら3日目の朝を迎えました。これも初めての経験です!

そして、この日は昨日までのどんよりがウソのような晴れ空・・・なんですが、放射冷却?の影響からか朝日が登る頃には濃密な靄が立ち込めてきました。

こんな感じのなんとも幻想的な風景が取れるのもオーバーナイトの魅力ですね。


こんな風景にいやされつつ木曽川?を超えていくと名古屋市街に突入です。


ここからは豊橋に抜けるまでずーっと信号峠。
まぁ、無理に踏んでも対して早くならないのでまったりいきまっす。

そんなぬるーい感じで通過チェック7の名古屋市のミニストップに到着。
けっこう空腹感があったのでここはがっつり食べましょうということで、今回唯一のグルメ!
名古屋といったらやっぱりキシメンですよね!ね!(ひつまぶし食べてぇ・・・)


しっかり補給したところでのんびり名古屋市街を流していると、いきなりバンバンバンッと強烈な発破音がっ。
どうやら今日は名古屋でもお祭りのようでして、けっこー派手に爆竹を鳴らしまくってました。
いやぁ、名古屋のお祭りは派手ですねぇ


そんなこんなで走っていると・・・何やら左膝に違和感が襲って来ました。
実は今回、おニューの靴をいきなり投入しちゃったんです。
その調整が上手くいってなかったらしく、腸脛靭帯炎を発症しちゃいました。
こいつは一旦発症するとどんどん痛みが強くなっていってしまいにはペダリングできなくなっていくシロモンです。
正直、ここまで来てリタイヤなんてゴメンなので、覚悟を決めてロキソニンを投入することに決めました。
ただ、飲むタイプは胃腸への負担がかかるし、その他の感覚全体が鈍くなっちゃうのでここはロキソニンテープを張っておきたいところ。
折しも市街地の幹線道路っぽいところを走っているのでドラッグストアはいっぱいあります。
ただ、ロキソニン"テープ"は第二類医薬品指定ということで、薬剤師が居ないと売っちゃいけないシロモンなわけで、これがふつーのドラッグストアさんにはいないんですよねぇ。
何件もはしごして調剤薬局さんでよーやっとゲットできました。
張った途端に痛みがすーっと消えていく。いやぁ、怖いくらいに効きます。
最後の手段をこんなところで投入するのは一抹どころかがっつり不安ではありますが、まあなるようになるさ~と走行再開します。

しっかし、この頃からさらなる試練が・・・
あっつい! めっちゃめちゃ暑い!
サイコン計測で34℃超えとかいや10月なんですけど・・・
今回はボトル1つで甘いドリンク入ってるので掛水が・・・と思ったらフードポーチがあるじゃないですか~。ここにミニボトルを指して水を掛けながら走り続けてなんとか熱中症防止って感じでした。



市街地を抜けるとなんとも趣のある松林。
えー、油・・・なんとか? 由緒あるっぽいようです。


まぁ、膝の不安と暑さでペースが全然あがらず、貯金も1時間を割り込むような状況となっていったところで・・・今回の救世主adiasさんとランデブー!
というか、9時スタートのadiasさんについに追いつかれちゃいました(ノ∀`)



ここからはペースを戻すべく必死になってadiasさんに着いていきます!!
弁天島のいい景色と頼もしい背中を追いかけつつ当社比全力で漕ぎ続けます!


が、あっさり根を上げました(笑)
正直オーバーヒート状態だったので途中のサークルkで離脱させてもらって、1リットルのペットボトルを頭から思いっきり被ってさっぱり!

どーにか復調させてまた一人旅の再開です。
天竜川まで来ると知った道になるのでなんとなく帰って来た!って気分になります。
まだ200km以上あるんですけどね(笑)


さて、キューシートにも記載されていましたが、御前崎市ではお祭りがあって、至る所で交通規制がかかっているとの事前情報。
まぁ、ちょっと大通りが1km程度封鎖されてるくらいだろうなぁと思いきや、御前崎市全体で至る所でお祭りが行われていて至る所で交通規制がかかってました。
参加者によってはここを全部迂回してけっこーきつかったようです。
自分は・・・突っ切りました(笑)

お祭りを眺めるの大好きなんですよね(笑)
もちろん、警備員さんの指示にはちゃんと従ってですよ。

そうすると、こんな感じのお祭り雰囲気が楽しめるわけですよ!
道端には酔っ払ったおっさんが寝こけてました・・・なんとなくぶん殴りたくなりますね(笑)


お祭りのど真ん中を抜けつつ走っていると日が沈んでいきました。
夕日が綺麗な日でした。


さて、御前崎のPC2まで残り数キロといったところで、完全に封鎖された道に行き当たりました。
警備員さんに話すと、押し歩きなら通っていいよ とのことなのですが・・・
行く先は山車に塞がれております。
ふつーの感覚ならここは迂回すべきところなんでしょうけど、既に800kmも走ってる頭はふつーではありませんっ
突っ切りました(笑)










このお祭りの雰囲気。いいですね!

まぁ、そんな感じで歩いてるとなんか脚の状態がよくなってきました(笑)
軽快な感じで走っていると、御前崎のPC2には18:00に到着!
去年諦めた御前崎のPCに間に合いました! ようやっとここで去年の自分を超えられたんだなぁと感慨に浸りましたよ・・・

さて、ここではadiasさんを始めとして、けっこーな人数の方が晩御飯を食べて休憩してたので、自分も混ぜて貰うことに。
なんかとりとめのない話だったんですが、妙に盛り上がって・・・あぁブルベの醍醐味ってこういうところなんですね



ここで今晩の宿が駿河健康ランド組と焼津組とでグループが別れることになりまして、
adiasさんと私、そしてもう一方とのグルペットで焼津に向かってリスタートしました
(もう一人の方はちょいちょいR東京ブルベで見かけたような。というか去年の伊勢1000でいらっしゃったような・・・?)
さぁ、ここからがadias暴走列車の始まりです!!!!
信号の少ない御前崎の道をガンガンとばしまくりました!
こちらも脚の状態はかなりいい感じになってきたのでガンガン踏みまくります!(・・・膝の方はもうどうにでもなーれ♪)
途中、すれ違ったおねーさん方には何あの暴走列車!?なんて言われてました(笑)


そんな感じでガンガン貯金が積み上がっていって、焼津のホテルに到着したのはたしか20:30くらい。
22時くらいに着けばいいかなぁと事前の予想だったのが思わぬ貯金。いやぁ、ほんとadiasさんサマサマ大明神。感謝してもしきれません!

時間的に諦めてたゆったりお風呂にじっくり浸かって、汗臭いウェアも洗濯&乾燥機も掛けてさっぱりしたところで21:30くらいに目をつぶった・・・はずなんですがNHKで将棋の藤井四段の特集を組んでてそれ見てたらなんだか寝るタイミングを逸してたぶん22時すぎくらいに寝入りました・・・かな?

そして0:00に起床!
わずか2時間の睡眠ですが、それでもだいぶ回復した感じで膝の調子もロキソニンテープが張ってあるお陰でなんとか持ちそうな感じです。
0:30くらいにリスタートするためにホテルの受付にいくと、なにこの人みたいに見られてたよーな気がします(笑)

さて、もう既に勝手知ったる道。月明かりに照らされて幻想的ないちご海岸を流しつつ、清水の市街もてきとーに走っているとどーにも脚に力が入りません。
ん~、こいつはいっぱつ気合を入れるべきか?
ということで買ったのがコイツなんですが・・・

すっげーーーーー不味かった!!!/(^o^)\
例えるならなんだろうな・・・どろり濃厚じゅーす?
なんとか飲み下すとお腹の調子が・・・(笑)

だましだまし走ってると見えてきました駿河健康ランド!
去年はここでホイホイされた人が何人もいたとか・・・


清水市を抜けていくといよいよ富士川のアプローチが始まります。
向こうに見るのは富士市の市街かな?夜に走るのは好きじゃありませんが、こういう景色が見れるのはナイトライドならではですね。


さて、そんなこんなで最後の通過チェック 富士市のセブンには4:20に到着。
だらだら休憩していると、またしても救世主adiasさんが登場!
ここからまたadiasさんに付いていけるだけ着いていこうと後ろに着かせて貰いました。
えー・・・ここからは写真がまったくありません。
レッドブルを投入したadiasさんはマジで羽が生えたかのごとくぶっ飛ばしまくったからです!/(^o^)\
こちらもスーパーウィダーインゼリーをぶっこんだおかげか脚の調子はなんとか着いていける状態にもどったんですが、もう必死こいて着いていくと、前方になにやらふらふら~と危うげに走ってる方が。
どうやらかなり睡魔にやれてしまってるようで、大丈夫ですか~?と声を掛けるとなんとか目を覚ました様子で元気いっぱいadiasさんのペースに着いてきました。
というか、あとで知ったんですが、同じ7時スタートのじょいサンでした!山の7時は自分だけだと思ってたんですが、どうやら20分以上遅刻スタートだったようです(笑)

必死になってadiasさんに着いていく二人!
いやぁ、おっそろしいペースでした・・・途中の10%の登りとか心拍数が180とかですよ(笑)
とても900km走ってきた時点のペースとは思えません。

このデットヒートは富士川最後のアップダウン後のセブンイレブンまで続きました。
トイレですっきりするとじょいサンもピットインということでコンビニでばったり。adiasさんはそのまま走り続けたようです。
自分はあんなぶっ飛ばしまくったおかげかなんかスイッチがハイちゃって脚の調子はここに来て絶好調になっちゃいました(笑)
とりあえず平坦ならぶっ飛ばせばadiasさんに追いついて一緒にゴールできるかな?と踏みまくりました!!
人間って不思議なもので、限界と思われるところ突っ切っちゃうとその先にブレイクスルーがあるというか、なんか突破しちゃうんですよ(笑)

そんな感じで飛ばしに飛ばしまくって何人かパスしたんですが、adiasさんになかなか追いつけず、こりゃ一緒にゴールは諦めかな~?と思いかけた石和に入りかけたところでキャッチ!

最後はのんびりこれまでの1000kmの道のりを思い返しつつ・・・
8:23にゴーール!\(^o^)/


無事に認定も終わって1000kmメダルもゲット!!!!
いやぁ、ほんとに嬉しい! 去年の悔しさもあって感激も倍増!
これにて伊勢1000のリベンジ完遂です!


そのちょい後にじょいサンも無事にゴール!
この笑顔がステキっ!お疲れ様でした!


そしてナラさんもゴールしていたようで仮眠室で待っておりました。
ナラさんもおめでとう!ほんと早くなったなぁ(笑)

さて、疲れきった後はお風呂に入ってさっぱり! そしてご飯!
大盛いくぜー!!!

なんですが、この写真はじょいサンの朝ごはんです自分には無理です(笑)

お風呂に入って、ご飯を食べてすっきりしたところで最後のお仕事。
撤収!


今年で3回目の伊勢ということもあってみなさんさくさくと撤収作業を終わらせていきます。
そんなこんなで最後はみんなで記念撮影!
写真はたぶん来年のR東京のどこかに貼り付けられることでしょう。
楽しみにまっております。

その後は石和から輪行で帰宅。到着したのは15時位かな?
ほっと一息ついて、ベットに横になったところで今回のながーーーい旅は終わりました。

いやぁ、いまからでもいろんなシーンが思い浮かびますし、まだまだ書き足りない感じもするんですが、ここまでにしておきます。

ここからは謝辞を。
初日の山岳を引っ張ってもらったHさん
二日目の伊勢まで引っ張って貰ったナラさん
三日目からゴールまで暴走牽引してくれたadiasさん
本当にありがとうございます!
今回1000を完走できたのはいろんな人達に助けて貰った結果だと思います。

そして事前準備からスタート、ゴール受付から撤収までと何十時間にも及ぶ伊勢1000を運営してくださったR東京スタッフのみなさん。本当にお疲れ様でした&ありがとうございます!

最後に
今回の伊勢1000山は 
雨降って
曇って
晴れて
寒くて
暑くて
峠で
平坦で
向かい風で
つらくて
楽しい
というブルベのすべてが詰まっていました!

参加者&関係者全員にお疲れ様でした!&ありがとうございました!

さーって、次は何を走ろうっかな~

BRM1006ええじゃないか伊勢1000(山)を完走しました!

久々の更新となってしまった上にランドネきたかんやらフレッシュやら書きかけの記事も放置状態で申し訳ないですが、いろいろ忘れないうちにこれだけは書いておこうと筆を取りました。

伊勢1000は去年も参加しておりまして、3日間雨に打たれ続けて心が折れ、寝坊までやらかしてのDNFとなりました。
今年は去年のリベンジということで去年の反省点を踏まえて入念に計画を立てました。
作戦上の主な変更点は、
・1日目のリスタートは借金なしで
・2日目の宿泊ポイントを670km前後から600km前後に変更
・2日目は大幅な借金を抱えてでも睡眠時間を4時間以上確保する
・ドロップバッグに替えのチューブ、タイヤ、ブレーキシューを搭載

といっところでしょうか。
装備的には1日目の山に対応するためなるべく軽量化を図るためデジカメは携帯せず、スマホだけとしたくらいでほとんどかわりませんね(なので今回は1000kmなのに写真がかなり少ない)
初日は雨が振られることがわかっていましたが、雨装備は去年の時点で完成されてるので変更はありません。
誤算だったのがジャケット、アンダーともに1時間も経たずに撥水性が切れて登りの負荷もあって汗で水没しちゃったことくらいですね。
不思議なことにトップが水没すると毛細管現象で水が伝わるのか手もずぶ濡れになっちゃいまして、下りの寒さで危うくDNFになるところでした。
3年ほど使い続けてるのでそろそろ寿命かもしれませんね。

さて、コースと予定はざっくり以下の感じ
1日目:飯田峠をメインとした山中心で330kmの桑名で1泊(滞在時間2.5h、睡眠時間1h)
2日目:桑名~四日市~伊勢で折り返し~伊賀~彦根~605kmの米原で2泊目(滞在時間5h、睡眠時間4h)
3日目:米原~名古屋~浜松~御前崎~770kmの焼津で3泊目(滞在時間4h、睡眠時間2.5h)

1日目に貯金がほとんどできないことはコースプロファイルと天候でわかってましたから2日目はヘロヘロ覚悟。
2日目の宿は眠気が襲ってくる前にホテルに逃げ込む算段。
3日目は2日目にどれだけ頑張れるかで睡眠時間を決定みたいな流れでした。

宿は基本的にホテルできっちり予定を組み上げるタイプですね。
焼津なら健康ランドあるじゃんと思われる方もいらっしゃると思いますが、自分としては個別のベットで寝たほうが疲労回復効果が大きいと判断してコスパは度外視しております。

あとは特筆することといえば粉飴ですかね。
小分け上の袋を1日6本ほど持ち歩き、ドロップバッグにも同様のセットを送っておきました。
2日目の胃がやられた状況で飲み物で高カロリーを補給できるのはありがたかったですね。

さてさて事前準備の忘備録はこのくらいにして出発からゴールまでの流れを追っていきますか。

スタートはスタッフ活動もありますので前泊前提。そして睡眠時間も確保したかったので事前にいろいろ根回しをして午後退社しました。
武蔵小杉~新宿まで湘南新宿ライン、そこから特急かいじで石和温泉駅に到着したのが17時くらい。
自転車は輪行状態なら部屋に入れてもいいとのことなので贅沢にもタクシーで石和健康ランドに向かいました(実は自転車状態で預かってくれるサービスをしてたらしいです)

健康ランドに到着すると、ばばーんと横断幕が!

これホテル側の好意で作ってくださってるんです!
忘年会でもお世話になっておりまして、ほんとうに頭があがりません。

ささっとチェックインしてお風呂に入ってさっぱりして至福の一杯!


まったりしてると友人のナラさんも到着。前泊する人たちが続々とチェックインしているようでした。
先に到着していたへろへろもへじさん、チャーリーさんと合流したナラさんとで晩御飯を食べつつ、山側コースのきつさに脅されておりました(笑)

スタート設営で明日は4時起きなので寝だめの意味も含めて就寝は20時・・・のつもりが21時頃になりました。
いつもはこんな時間には寝れないので、今回は睡眠導入剤を使ってみました。
効果はあったようで、意外とすんなり眠りに着くことができました。

3時半頃には目が覚めてたんですが、うだうだしているうちに準備に手間取ってちょっと遅刻気味にスタート地点に到着。
・・・テントは既に組み立てられた後でしたスミマセン(ノ∀`)



そうこうしているうちに6時台のブリーフィングが開始されました。


ブリーフィングが終わって車検も終わり、参加者達が続々と出発していきました。

はじ~さんもおにぎりもぐもぐしてから出発!


ナラさんはちょいとブレーキシューがリムにあたる問題がでちゃっててその調整をしている様子。


Markunさん、まーりんさんも元気に出発!


さてさて、自分はみなさんを見送った後にのんびり出発しようと計画してたので、ようやっとここから輪行状態を解いて、準備開始です。
いまから思えばコレがよくなかったかも・・・

今回は1日目の前半で雨が降る予報だったので前泊メンバーのほとんどは6時台のスタートでいっちゃったようで、7時台のブリーフィングはなんと3人だけでした(笑)
しかも、へろへろもへじさんともう一人は海なので7時台の山は自分だけ・・・と思ってたら実はじょいさん20分ほどの遅刻スタートしていたようでした(笑)


ブリーフィングが終わっていよいよスタート!
いやぁ、このころは元気一杯でしたねぇ


出発してすぐに脚がめちゃくちゃ重たく感じて平坦なのに20km/hもでません。
なにこれウルトラバットデー!?
いや実はステルス登り!?
とかいろいろ頭が混乱した状態でとにかく頑張って踏み続けること10kmほど。
遠くで信号が赤になったところで惰性で進ませたところで全然進まないのでいよいよおかしいと気がついてブレーキシューをみたらめっちゃリムにタッチしてました・・・
どうもブリーフィングを聴きつつ輪行状態を解いてたのでしっかりホイールがハマってませんでした・・・


しっかりホイールをはめ直した途端に10km/h以上ペースアップでようやっと気分が上向いてきたところで青空も覗きはじめてテンション上がってきました!


まぁ、さっくりと再び雲に覆われるわけですが(笑)



甲州街道は何度か通ってるんですが、サントリーのコレをしっかり見て撮るのは初めてですね~
この後、雨が振ると絶対に写真を取らなくなっていくので、ここぞとばかりに写真を撮ってます(笑)


脚の調子もさほど悪くなく、いいペースで富士見峠に到着!



そう、いいペースだったんですがそれ以上におっそろしいペースで抜いていった方が・・・
恐らく8時台スタートの方なんですが、グロアベ30km/h以上は出てたんじゃないかなぁ。
世の中魑魅魍魎がいっぱいですね(笑)


さて、富士見峠の長い下りを終えてコンビニでちょっぴり補給してから、杖突峠へごー!


ここから先は走ったことがないので苦手な登りなのにけっこー楽しく登っていけます。

ただだんだん雨の気配が濃厚になってきて・・・
杖突峠を下ってる途中でいよいよポツポツ雨が落ちてきました。
この先はどのみちずっと雨なので屋根付きのバス停で完全雨装備に変更しました。
そのところで、R東京スタッフのHさんに追いつかれました。
たしか8時スタートだったはずで、ここで追いつかれるとかおっそろしい速さです・・・
他にも8時スタート台の方が何人か追いついてきて、・・・あれ?おれおそい?なんて内心焦ったりもしてました(笑)

さて、雨に打たれつつも通過チェック1 飯田に15:02に到着。
15km/h換算の通過時刻は16:30なのでまぁ悪くないですね。



さて・・・ここから先は一切の余裕がなくなりまして、写真が1枚もありません。
つぶやきもありません。
雨が酷くて、寒くて限界一杯一杯な状況でした。

そんな状況をどうやって切り抜けられたかというと、Hさんが一緒に走ってくれたからでした!
コンビニで先にでてしばらく飯田峠を登っているところで後ろからスイスイ登ってきたHさんがペースを落としてくれて一緒に走ってくださいました。
飯田峠では大粒本降り雨に打たれてどんよりしてペースダウンしてるところでHさんの着実なペース刻みに本当に助けられました・・・

この頃から、ウェアの撥水性がほぼなくなってしまい、上半身と下半身が汗でほぼ水没。
飯田峠からのダウンヒルの寒さといったら凍える一歩手前。
凍えそうな下りから再び大平峠の登って下って凍えて、きっつい切越峠を登ったところであまりのきつさに大雨の中で小休止。
これがマズかったのかいよいよ低体温症が心配になる寒さ・・・

そして最悪の悪路だった切越峠の下り。ブレーキも握りっぱなしでだんだん手の感覚が・・・
それでも標高が低くなってくるとだんだん暖かくなってきて、通過チェック2まで残り4kmくらいといったところで一緒に走ってたHさんがリム打ちパンク!
日が落ちて真っ暗で雨の中、穴が合ってもさっぱりわからず、リム打ちパンクは当たるも八卦当たらぬも八卦のようなもんです・・・
今回はHさんにその不幸が降り立ってしまいました・・・
あと5kmとはいえ修理は必須。
冷たい雨の中でのパンク修理。この時、一緒に走っててほんとよかったなぁと思いながら一緒にパンクを修理したのが良かったのかタイムロスもそこまで大きくなく、無事に修理完了。

通過チェック2 白川に到着したのは21:30で貯金は1時間ほど。
あの雨の中で、更にあの獲得標高なら十分想定内。

ただ、Hさんは私に付き合わせちゃってペースダウンさせてしまったのと、パンク修理で雨に打たれたことがたたって、低体温症となってしまいここでDNFとなってしまいました・・・
ほんとうにスミマセン・・・。そして本当にありがとうございました! Hさんがいなかったらココにくる途中で心が折れてDNFしてたかもしれません。

コンビニを出た直後に道端で自転車を横倒しにしてる方がいて、大丈夫ですか?と声を掛けるとなんとMarkunさんでした。
落車してサイドカットしたとのことでパンク修理の最中でした。
既にいっぱいいっぱいだったので、大丈夫、先に行ってとの言葉に甘えさせていただきました・・・
この後、MarkunさんはPCにギリギリ間に合い、なんと67hくらい?でゴールされたとのこと。しかも落車による肋骨骨折状態で・・・。なんかもうこの界隈は化物しかいないのでしょうか?(失礼

さて、ここからはほぼほぼソロ走行となりました。
雨もだいぶ弱まってきてまして、特筆することもなくPC1 一宮には00:30頃に到着。
貯金は1:46とそこそこに快復。
殆どの人はここで1泊してるようでしたが、元気な一日目のうちにできるだけ距離を伸ばしておきたい自分はその先の桑名で1泊予定としてました。
まぁ、ここからは睡魔との戦いでしたね。
特に木曽川沿いの土手はやばかったです。なーんにもないんですもん。
あまりの眠さに大声で歌を歌ったり、ううー!っと唸ったりするとちょっとだけ目が覚めて~落ち着くとまた眠くなって~の繰り返しでした。

桑名のホテルにはたしか3時頃に到着・・・だったかな?
そこからドロップバッグを受け取って、シャワーを浴びて、サプリ&ご飯を補給して、目覚ましをセットして寝たのがたしか4時前くらい。
借金なしでリスタートしたかったので就寝時間は1時間くらい。
出発したのがツイートによると5:10くらい。ホテルの滞在時間が2時間は最短記録でした・・・(笑)

桑名を出た直後は雨が上がってたけど、ちょっと走ったところで通り雨があって再びレインウェアを着込むタイムロスがありましたが、その後はポツリポツリくらいで路面もだんだんとドライ方向になってきたところで、ウェアをすべてぬぎっ!
いやぁ、レインウェアなしってのはほんとさいこーですね!

雨があがったのでここからは写真が復活します(笑)

今回のコースは作成者が意地でも幹線道路は通させないぞ! という気迫に溢れた設計となっておりまして、こんな細い路地を通ったりしてました。
よーくみると・・・一旦停止がずーーーーーーーーっと奥まで続いております(笑)
一旦停止峠まであるとは恐るべし伊勢1000!


四日市駅でレインウェアのトップスも脱いで更にペースアップ!


そして・・・うーみーー!!!!
散々山や街を走ってきたところで伊勢湾が見えて来ました!
いやぁ、やっぱり海は最高ですね!


そんな感じでふらふら走ってるとミスコースをやらかしちゃいまして、慌てて戻ってくるとなんとナラさんとランデブー!
ナラさんは借金を背負ってでもしっかり眠る作戦のようで、オンタイムな自分と噛み合ったようです。


しっかり休んでたのが奏功したようで元気いっぱいな走りのよう。
こっちは寝不足でへろへろ(笑)
申し訳ないんですが前を引ける状態じゃなかたのでおとなしく後ろに着かせてもらいました




そんな感じでナラさんに引っ張って貰って、通過チェック3の夫婦岩には11:50頃に到着!
だいたいオンタイムといったところですが脚の状態は良好で、去年のへろへろ状態に比べて雲泥の差です!


食欲も2日目にしてはけっこーあって、冷やしとろろ蕎麦を平らげていよいよ夫婦岩へ!





一年ぶりに帰ってきたぞー!!!!


さて、折り返した後は、無事の帰還を祈願して伊勢神宮にお参りです。
とはいうものの、入り口付近で社と思しき方向って手合わせしただけでスミマセン。


ほんとは赤福とか食べたかったんですが、どうにも胃が受け付けられない雰囲気だったので後ろ髪を曳かれる思い出リスタートしました。
10kmほど伊勢旧道の宿場街を走っていると、向かいからはじ~さんが!
ここでスライドということはかなりの借金を背負ってるはずですが、笑顔を見せてさわやかはじ~さんでした!



こちらも若干の借金ではありますが、せっかくの伊勢街道はのんびり楽しまなきゃね!
とかゆるゆる走ってるのが災いしたのか、段々と眠気が・・・
いよいよ耐え難くなったのでここで梅丹CCCカフェイン200mgを投入しつつ、ブラックブラックガムを投入!
ここまでカフェイン断ちしてきたから効果は抜群でバチっと目が覚めました


ネムネム状態でゆるゆる漕いでたせいか脚の方もかなり快復してきてここらへんは非常に快調に飛ばしてました




伊勢の旧道を抜けたところで海側の人たちとポツポツスライドし始めたところで一緒にスタートしたへろへろもへじさんとスライド!
たしか450kmくらいの地点だったはずで、その差は100km以上。は、はええ! 


スライドする人たちとエールを交歓して元気を貰いながら走ってると、段々と暑くなってきまして・・・
伊賀越えのちょい手前でコンビニ休憩。
ここで本格伊勢参りと赤福を堪能してきたナラさんに追いつかれ、そのままばびゅーんと伊賀路に消えていきました・・・

登りがおっそいこちらはえっちらおっちら伊賀越え開始。
だらだら長い登りと、長いトンネルに辟易しつつも下りはひゃっほーい!


途中、ポツリ雨にも降られて忍者市に到着!


通過チェック4の伊賀には17:20頃に到着。
貯金は20分くらいですが、既に時間制限は緩和されているようなモンなのでしっかり休むことにします。ゆるふわな走りをしてきたおかげかお腹の調子はけっこーよくて、ここでも暖かいキツネうどんをしっかりといただけました。
ここからは再びナイトライド。


伊賀を超え、甲賀をこえて50km先の通過チェック5の野洲市には20:11に到着!
だーれもいませんので写真を撮る気もありません(笑)

ナイトライドはまわりの景色が見えなくてすぐに眠たくなるのでキライなんですが、この日は違いました。
中秋の名月はとっくに過ぎ去ってしまいましたが、見事なお月さま!
考えてみたら今年のナイトライドは大体がどんより曇り空の中を走ってたので、こんなに見事なお月さまは久しぶりです。
そんな月明かりに照らされた山並みは新鮮で、この日は全く眠くならずに快調に走り続け・・・


やってまいりました、琵琶湖です!!!
初めて来ました!!!
・・・なんも見えません(涙


まぁ、この暗さだからしょーがない。でもかすかな波音が聞こえる横を走り続けるのはいい気分。
そうこうしているうちに彦根城前に到着!

残念ながら彦根城は見えませんでした・・・
が、まったくの無風状態が幸いして水面に写ったお堀と松林。




この2枚が今回のツーリングでの最高の自信作です!

さて、2日目の宿である米原駅前のホテルまでは残り5kmほど。
彦根城の夜景の余韻を楽しみつつ到着したのはたしか22:30位かな?

ここでは6時間の大休憩予定ということで、
シャワーを浴びてウェアを洗濯して、ご飯を食べて翌朝4時に目覚ましをセットして、
寝たのがたぶん23時位。
明日の朝は放射冷却で寒いだろうな、そして昼は灼熱なんだろうな・・・とか夢想しつつ眠りに落ちていきました。

つづく

5
えー、なにやらもう1ヶ月も経ってしまったんで正直記憶が怪しいのですが、
なんとか思い出して書いてみようと思います。

ランドヌ東京 BRM401 清水サッタ峠400 完走してきました。

実は初めての400が一昨年のサッタ400で、あれいらい400は走ったことがなかったのです。
自分、オールナイトで走るのがすっごく苦手なので。

2回目の400にして一昨年の再来。
あの極悪なサッタ峠を駆け上がって参りました。

事前の天気予報だと朝のウチ雨とのことで、ココでもまとめさせてもらいましたが、
最近はやり?のグンテムレスで雨天対策もバッチリです。



さて、しとしとと雨が降る中、スタート地点に5時前くらいに到着。
他の方とくっちゃべりながらブリーフィングを待ちます。

今回の主催者であるナオキさんのブリーフィング&車検を終えて、(たしか)最後尾から出発しました。

最後尾からでしかものろのろペースなので他の参加者にほとんど出会わず、
PC1には8:50頃に到着です。
ここは焼き立てパンが美味いんですよねぇ。
たしか、ホットドックにでかいおにぎりを買ってお腹に詰め込んだ記憶が・・・
そして、まともな固形物を食べたのはここがラストでした(笑


当初の予報だと雨は最初の2,3時間で、小田原なんかは未明には雨が上がっているはずでしたが、
悪い方向に外れるのが天気予報で、この日もばっちり外れてくれやがりました!


海は大好きですが、シケた海は大好き半減のちょい好きくらいです。


まぁ、唯一の慰めは雨のおかげか箱根口から真鶴までの渋滞がそんなでもなかったといったくらいでしょうか?


熱海城もぼんやり霞んでおります。
(単にピンぼけしてるだけです


そして網代をすぎてそろそろ間瀬が見えてくるな~、雨の中寄るのは迷惑かもだしスルーかなぁ?


とか思ってましたが吸い込まれてしまいました(笑)
聞けば本日が今年最後のいちご大福だったとか。
いやぁ、最後の最後で堪能させて頂きました!


さて、間瀬で一服したあとはまた淡々と走り続けます。
雨はだいぶ小雨になってきましたがそれでもふり続けて路面を濡らし続けます。


冷川トンネルまでの登りをえっちらおっちら。


晴れてればダム湖も素晴らしい景色になったんでしょうけど陰鬱な雲がそれらを吹き飛ばします


そこそこ長い登りをこなしてよーやっと冷川トンネルに到着です。
さぁ、ここからはダウンヒル!

大好きなダウンヒルなんですが路面が濡れてると恐怖のダウンヒルですねぇ。
ホント雨はヤダヤダ。

ここの薬局は2年前に腸脛靭帯炎でDNFの危機を救ってくれたところなんで記念にポチっと。
ただ、どうやら休業してるようでした。


こんな感じの粋な小道を走って行きます。


修善寺まで下りきって沼津に差し掛かるころには雨があがっていって、路面が段々と乾いてきました。




晴れ上がってくると写真を撮る元気も戻ってくるってもんです(笑)




沼津の市街地に入ってくると信号峠に捕まります。
沼津市街ほんとイヤなんですよねぇ。


さて、憂鬱な沼津市街を抜けたら今度は眠たくなる千本松の通りです。
罠がいっぱいですね(笑)


ここを抜けると右手には富士山が!!


まぁ、見えるわけありませんね。
うーん、今年も富士山は見えず でした。

富士市街を抜けていよいよ由比の旧街道に入ってきました。


そして見えてきました!
由比の壁ことサッタ峠です!
 
写真をとったこのあたりから助走を着けてえいやっと!
登りきった先にはこの絶景?

 
絶景!
でしたが、残念ながら富士山見えず(ノ∀`)

 


サッタを降った先には今回目標にしていたたいやき屋さんが見えてきました!
・・・が、ご主人がおらず。
どうやら開店時間に間に合わなかったようですorz 

 
失意のどん底に落ちながら清水の市街地を走り続け・・・

 
PC3には日が落ちる手前くらいに到着しました!

そしてココからが長い長い折り返しと睡魔との戦いでした・・・

興津の健康ランドに吸い込まれそうになるのを必死に耐え、


スマル亭に駆け込みたいけどあんまりお腹が空いてない・・・
というか、お腹の調子悪い


しかも未だにポツポツと雨が降りてきます・・・


そして、寒い!
この日は最低気温0℃近くまで下がっていて、真冬装備なのになお寒さが身にしみて着ました。
あまりの寒さにたしか修繕寺に入ったくらいでコンビニに駆け込んで熱々うどんを胃に押し込めて無理矢理暖めつつ再出発。
どーにかこーにか冷川トンネルまで登って下って~


PC5には23時頃に到着。
貯金は2時間くらいですかね。

このころからネムネム峠が始まって、ふらふら走りながら熱海のジョナサンを目指して走ってました。

きっつい眠気に耐えつつ、たしか2時くらいに到着したような記憶があります。
ここで1時間くらいの大休憩。
 
そして、今回の秘密兵器 梅丹CCCカフェイン+200の投入です!

いやぁ、これがまっずいのなんの(笑)
その不味さもあって目が覚めました!

が、覚めたのはほんのいっときでした(ノ∀`)

そこからの記憶はわりと曖昧です・・・
小田原に入って信号が多くなると、止まる度にハンドルに突っ伏して仮眠とってたような記憶があります・・・あー、ほんと眠かった!

そんな朦朧としつつもPC5には5時前くらいに到着。
残り40kmくらいで1時間の貯金なので、まあトラブルが起きなければゴール可能だなとほっとしておりました。

中原街道を走ってるところで真っ赤な朝焼けが・・・

 

 
そして、何事もなくゴールできました!\(^o^)/
(フラグめいたことを書きましたがほんと何もなかったです(笑)

 


その後の受付も無事に完了し、新デザインになってからの初めての400メダルをゲットしました! 


なーんか、他にもいろいろつらいことがあったような気もしますが、
まぁ終わってから1ヶ月も経つと忘れちまうモンですね(笑)

走行中一緒に走ってくださった方、スタッフの皆さん 
本当にありがとうございました!
久々に400 というかオールナイトを走りきれてよかったです。

さて、お次は今年2回目の宇都宮ブルベ!
ランドネきたかん の400です!
苦手な400を続けるとか自分でも意味不明でしたが、
宇都宮ブルベは大好き(注:平坦コースに限る)なので楽しん(強烈な記憶補正アリ)で走ってきました!

近いうちに走行レポアップしたいとおもいまーす

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